長 所
【動力消費が少なくなります】
DAIRECは可塑性に優れ、配合剤の分散もよく、混練りに要する動力は新ゴムより少なくなります。
【押出し性、分出し性が良くなります】
新ゴムのみの配合よりも、DAIRECを配合したものの方がゴムの流れが良いので、
押出し性、分出し性が良くなり、生産性もアップします。
【未加硫ゴムの膨張、収縮が少なくなります】
一般に未加硫ゴムの収縮は、押出しでは膨張に、分出しでは縮みになりますが、 DAIRECを配合した未加硫ゴムは新ゴムのみのものと比べ、加工時の膨張、収縮が少ないので加工性が良く、製品の形状や寸法を正確にできます。
【可塑性が安定します】
天然ゴムは可塑性やその他の性質で均一性がなく、また練りを加えると急に可塑性が増しますが、DAIRECは練りの影響が少なく、このことにより加工し易くなり、製品の均一性を保つ効果があります。
【熱影響が少なくなります】
一般に未加硫ゴムは熱影響を受けやすく、温度が上がれば軟化します。このため加工中や加硫初期の垂れ、型くずれを起こす場合があります。
しかし、DAIRECを配合しておくと、このような欠点を減少することができます。
【加工中の発熱が少なくなります】
DAIREC配合物は、練りや押出しその他の操作での発熱が少なく、スコーチを起こし難くなります。
【加硫平坦性があります】
DIREC配合物は、加硫速度が変化し難く、加硫平坦性があります。
【加硫戻りが少なくなります】
DAIREC配合物は、加硫戻りの傾向がほとんどなく、DAIRECをブレンドすればこの傾向を少なくできます。
【加硫時の型流れを良くします】
DAIRECを配合すると、プレス加硫でのゴムの型流れが良くなり、製品に傷ができ難く、作業がし易くなります。
【耐老化性が良くなります】
DAIREC配合の加硫品は耐老化性が良好です。日光暴露には特に良好です。
DAIRECはすでに熱的、機械的、化学的などの処理を受けており、ゴム炭化水素は変化し難く安定しているためです。
【耐油性が優れています】
DAIRECは極性が大きいので、その配合の加硫ゴムは耐油性に優れます。
【硫黄のブルームが少なくなります】
DAIRECを配合したゴムは、少し過剰の硫黄配合や少しの加硫不足でもブルームが少なくなります。
【スコーチし難くなります】
DAIRECを配合した未加硫ゴムはスコーチの傾向が少ないので、ムーニースコーチタイムが短いゴムでもスコーチの危険性は少なくなります。